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2024/11/24

cross to you 後編

連続UP☆

ちょっと唐突に切れますが、これで終わりです。
主に書きたかったのは前半なので、後半は後付、DYにしたかったんだよ、な流れで。
ちなみにこれは続きません。これで終わりです。
この後は想像におまかせします~~w


デュクユリばっちこ~い★でもってユーリが誰かの生まれ変わり!?な捏造でも許せる心の広い方、つづきへどうぞ。

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:                     *           ,
   *                 :
            .          。           *       *
*                        *                          。
cross  to  you

..          **      :     . *        ・ ’ 
  ・        。
     :                              ..    .

時は少し遡る。
ザウデ不落宮でユーリたちがまさに戦いをしているとき、デュークを乗せたフェローがその周りを滑空していた。フェローはザウデの魔核からの光線に焼かれ、負傷しているものの気丈にもまだザウデを離れずにいた。合流したデュークとともにその空を見上げた。そして突如空から顔を覗かせた不吉な黒い物体に声を失う。

「あれは…」
『…星喰み…』

フェローの怒りの咆哮をあげた。

『…人はなんと愚かか!再度忌まわしき存在星喰みを帰還させるとは!』
「…」

そのとき、ザウデから落下した何かがきらりと光った。その瞬間、フェローがざわりと身体を揺らし咆哮を止めた。

『これは…如何したものだ?この懐かしき気配…?』
「フェロー!」

デュークがすべて言うまでもフェローは落下する物体に向かって飛んでいく。そして下に回り落下速度をうまく緩和できるよう速度合わせ、包み込むように翼を開いた。
その中でデュークは軽く浮かび、片手で側に漂う宙の戒典を掴みつつその身体を引き寄せる。再びフェローの背に足が付いた時には両腕の中に腹部を血で濡らし気を失ったユーリが収まっていた。

『その者は…満月の子と一緒に行動していた者ではないか。それが、なぜ…』

フェローの戸惑う気配の中、デュークはユーリの傷に回復魔法をかけつつ、その気配を探る。懐かしい、かけがえのない気配を。ユーリの頬に手を当て、瞳を閉じる。真か嘘か。

(…我ガ、友ヨ…)

驚きに眼を見張り、その間違えようの無い気配に手に力が入った。

「フェロー…安全なところへ」
『その者は、生まれ変わりか…?』
「かもしれない」

翼は大きく弧を描き、目の前で崩れ落下を始めたザウデ不落宮を背を向け後にした。


・・・

ヨームゲンの賢人の館に戻り、ユーリを介抱して幾許かの時間が経った。フェローは傷を癒しに去り、デュークはいまだ目を覚まさないユーリの側でただ待ち続けた。
そして僅かな身動ぎと呻きとともにうっすらと瞼が開いた。

「うっ…はぁ…はぁ…、ここは…?」
「目覚めたか」
「デューク…?…俺、生きてるのか…」

億劫そうに腕を上げ顔を覆う。まだ意識が混濁しているのかしばらくの間深く呼吸をしながら沈黙していた。デュークはただ静かに待つようにベッドサイドに佇んでいたが、落ち着きを見せ始めた頃合に口を開いた。

「おまえは誰だ?ユーリ・ローウェルなのかそれとも、」
「ユーリ・ローウェルだ。けど、正直混乱してる」

腕を動かし、見下ろしてくる赤い瞳を優しく見つめた。
そしてその僅かに揺れる瞳に笑いかけた。

「前はまったく感じなかったのにな…今はあんたのことがすごく懐かしい気がする。我が友よ」
「…やはりエルシフル、なのか!」

驚きと共に長身を屈ませ、ベッドの上のユーリと距離が一気に近くなった。

「そうとも違うとも…。なぁ、デューク。俺は一体どうなったんだ?生きてたはずの無い頃の記憶があるんだ。あんたと共に戦ったことも。哀しき戦いだったことも」
「星喰みが現れたとき、お前はザウデから落下してきた。私が助けにいけたのは懐かしき気配を感じたたため、…エルシフルのだ。それがどうしてなのかはわからぬ。だが、私が間違えるわけがない。おそらく生まれ変わりなのだろう」
「生まれ変わり…?はっ…あの時、どうしてか『また裏切られた』と思ったんだ。あれがきっかけか」
「裏切られた…?」
「なんでか、すげぇ悲しい…」

ふわりと白い髪が舞った。
上げていた腕を引かれ、半身を引き寄せられる力そのままにデュークに抱き留められた。突如視界を覆った白が雪のようにさらさらと流れ、ユーリはそのときようやくデュークの腕の中にいることがわかった。だが嫌悪感はなく、むしろどこか安心を感じる。エルシフルである意識がそうさせるのかどうかはわからないが。

「もう、人に関わるのは止めないか?」
「デューク…?」
「私は、二度と友を失いたくない…人には絶望するばかりだ。もうあなたが傷つく必要はない」
「けど…仲間が、」
「エルシフル…離れたくない。私を一人きりにしないでくれ」
「デューク…」

哀しみの込められた囁きにその抱擁を振りほどくことができなかった。

 

end

____________________________________

というわけで、エルシフル in ユーリな捏造話でした!
やっぱ助けるにも理由が欲しいよね。剣の回収なんて。。。あくまで建前の理由で
ユーリだから助けたに違いない!
じゃないと落下を救出ってむずいって。海の藻屑になっちゃうって。
そんなデューク愛にエルシフル要素を入れてみました。
話し方とかよくわからないので似非ですが。。。
無事書きたいとこはかけてすっきり★

 

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2010/10/05 TOV DY話

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