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書いてはいたんです。けど未アップ。。。
フレユリでエンディング後設定。
少しずつ、おかしくなっていくフレンに気づかなかったユーリは・・・。
公式でその後話を読んでからは、話がどうしても進みにくくなってしまいましたが、
できるとこまでは話をまとめたいと思います。
蝶の羽ばたきが世界のどこかで嵐になることもあるらしい。
きっかけはもしかしたらほんの些細なことだったのかもしれない。
本人も気づかない心の綻びがその後事件を引き起こすまでは、誰も気づかないまま…。
「らしくないんです」
紅茶のカップに手をかけたまま、そんな言葉から始まった。エステルの俯いた顔が紅茶の表面に映って揺らめいていた。
「何がだ?」
「最近、ユーリはフレンに会ってますか?」
エステルは顔を上げて首をやや傾げた。
彼女の今日の装いはいつもより質素なものだったが共に旅をした三年前と比べると凛とした女性と変わり、見た目よりも内から輝くような美しさをあった。
また、そんな彼女は今だ副帝として勤めているのだが、帝都からギルドへの使者に自ら立候補して来たのは、気分転換も兼ねて来ているようだ。
凛々の明星の準メンバーだと自他共に認められているエステルは同じギルドの構成員、ユーリとともにここダンクレストでランチしていた。
ここ1年で急成長した凛々の明星は早くも五大ギルドのひとつだ。
少数精鋭の実力もさることながら、任務達成率の高さから顧客の信頼が厚い。
首領の右腕としてユーリローウェルの名は『地上最強の黒獅子』という二つ名ともに有名となっていた。
バトルともなるととんだ戦闘狂っぷりを見せる彼は周囲の目も気にせずたっぷりの蜂蜜をかけたワッフルを食べていて、ふと手を止めて考えた。
「最後にあったのは…この間の依頼が終わった後、下町寄ったんだけど、フレンには会えなかったしな。…半年経つか」
「ユーリ。もっと会いに行ってくれませんか」
「あぁ、そうだな。久しぶりに顔見にな」
「そうじゃなくて…」
「フレンがどうかしたのか?騎士団も順風満天だって聞いてたけど」
「騎士団じゃなくて、フレンが少し元気がない気がするんです。ユーリなら何か気づいてるんじゃないかと思ったのですが」
「あいつがねぇ…でも俺が出る幕じゃないんじゃないか。そういうときはきつね目の姉ちゃんとか…」
「いいえ。ユーリの出番です。フレンは私や陛下の前ですら弱味を見せてくれないんです。部下のソディアさんも同じだと思うんです。ここは幼馴染みのユーリが適役じゃないでしょうか?」
「適役ねぇ」
「ユーリはフレンが心配じゃないんですか?」
「あいつならわりと大丈夫なんじゃないかと思ってるんだ。そんな柔な奴じゃないし、小さい頃の夢も努力で叶えたようなもんだし」
「そう、そうですよね…すみません。私、余計なことを」
「別にいいって。むしろエステルに心配かけるようじゃ、ちょっと疲れてるのかもな。この後予定入ってなければカロルに言ってちょっと時間もらってみるわ」
はい!きっと喜びます!帝都に来たらヨーデル陛下にも会いに来てくださいね。いろいろ話を聞きたいと伝えてくださいと言われてきましたので」
「あ~天然殿下ねぇ…そう簡単に会いに行けるような立場じゃないんだけど」
「ユーリなら大丈夫ですから」
「考えとくよ」
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