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なにかに触発されたRY話。
もうすぐVDだからかな?
VDがあったらユーリが喜びそうな日だよねぇ♪
…そんなんで続きは↓からどうぞ。 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
スプーンがチョコレートのかかった生クリームを掬ってはちろりと赤い舌を覗かせる唇の奥へ消えていく。
アイスからフルーツまで嬉々として口に運ばれては消えていく。たまに悪戯のように唇にクリームが付くとぺろりと赤い舌が舐めとった。
正面に陣取ったレイブンはユーリの甘味食べっぷりには辟易するものの、その食べる姿を見るのは好きだった。
まず、それはおいしそうに食べる。満面の笑顔付だ。
仲間の前ではなんだかんだそっけなかったり、扱いがひどかったりするのでユーリの笑顔を真正面から堪能できるのは滅多に無い。
そう、滅多に無いから、たまにそれが見たくなった時は彼の好きなスィーツを大量に作るのだ。
甘味は正直苦手で作るのも遠慮したいところだが、ユーリの笑顔のためなら苦行もなんのその。
「なに?おっさんも食う?」
「ん~おっさんは遠慮しとくわ。もう胸がいっぱいだから」
「はぁ?味見でもしたのかよ?」
「青年の笑顔見れただけでおなかいっぱい幸せだから」
にへ~と頬づえついてにやけるレイブンの顔にユーリのパフェの中身を掬っていたスプーンを持つ手が止まる。
甘いものにいとも簡単につられた感はあった。
お願いしても苦手からかなかなか作ってくれないレイブンのスィーツを目の前にほいほいついてったのはやはり甘かったのか。しかしなにをしてくるわけではない。敢えて言うなら視姦だろうか。
「なに気色悪ぃこといってんだよ。頭に花咲いてんのかよ」
正面からどけとばかりにしっしっと手を振る。そんなユーリの態度にレイブンはしなを作りながら抗議した。
「いやん。おっさんのささやかな楽しみなんだから。がんばってパフェ作ったおっさんへのご褒美なんだから」
「これって俺へのご褒美じゃねーの?」
「およ?ここんとこ依頼が立て続いてたからがんばってた青年へのご褒美もかねてるけどぉ」
何しろユーリの笑顔を見たいという欲望が底辺にあるとは口が裂けても言えない。
言ったらもうこの手に乗ってくれなくなるかもしれない危機もある。
「ゆっくり青年と過ごせるこの時間がおっさんのご褒美」
「ふ~ん…」
「おっさんも今回がんばってたでしょ?ね?ね?ごほうびね」
小さな子供か女性がやれば可愛いしなも言葉もいい年のおっさんがやれば気持ち悪いことこの上ない。
だが、レイブンのいう通り、今回立て続いた依頼は帝国とギルドを行き来する必要があり、その架け橋になったレイブンは影の立役者言わんばかりに、いつものふらふらが嘘のように働いていたのは事実。
ようやく片が付いて人心地ついたとき、労ってこうして大好きなパフェを自分のために作ってくれたのだ。多少は、と思ったとこで何かふと思いついて、手を伸ばした。
その手がレイブンの襟つかみ引き寄せると、何か言う前にその唇に自分の唇を重ねた。それをぺろりと舐めたあと手を離せば、レイブンは勢いそのままに後ろに戻った。
「じゃ、ご褒美」
何事もなかったようにユーリはいすに座りなおし、レイブンはというと、いすの横に身を転がして顔を赤くして悶絶。
これで落ち着いてパフェが食べられるとばかりにユーリはパフェ攻略を再開したのだった。
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